朝起きた時や、昼寝の後に両手をあげて寝ていたなんて事はありませんか?また、起きたら「肩がこっている」「しびれている」人も、もしかするといつの間にか「バンザイ寝」をしているのかもしれません。
通称この「バンザイ寝」はなぜ起こるのでしょうか?その原因と改善方法についてシェアしていきます。

あるある、起きたら手をあげてたってこと・・・
手をあげて寝ているかもしれない人
寝ているから気付かない人も多いとは思いますが以下に当てはまる方はもしかするとそうしているかもしれません。
- パソコンを長時間使うデザイナーやライター
- 仕事中の大半がデスクワークの人
- 猫背の人
- スマホのヘビーユーザー
- ストレスが溜まっている人

ちなみに僕は全部当てはまってしまいます汗
目覚めたら、大体手を上げてる・・・
手をあげて寝る原因
ではなぜ手をあげて寝るのでしょうか。その原因についてみていきましょう。
手をあげて寝る原因としてはいくつかあります。
まずは環境やクセによる前屈みの姿勢になる方は肺が圧迫され、呼吸が浅くなってしまいます。
先程「手を上げて寝ているかもしれない人」でも挙げたように、長時間パソコンに向かって仕事をしている人や、スマホを長時間使っているひとは、前屈みになってる人も多いのではないでしょうか。
当ブログのライザップウーマンの記事でも挙げたように、姿勢が悪いと単に手をあげて寝るだけでなく、美に興味がある女性にはショックな事実である「スタイル面」「体の機能面」にも影響を及ぼしてしまいます。
また、ストレスや肥満、鼻炎などのアレルギーも呼吸が浅くなる原因に繋がり、寝ている間にいつの間にか楽な姿勢になろうとするため、手を上げてしまいます。
呼吸が浅くなると肺周りの筋肉が衰えたり、肋骨が下がったりと体には良くない状況です。
呼吸が浅いので自然と手をあげて肋骨の位置を上げ、肺を広げようとする結果手をあげてしまいます。
この姿勢で一瞬は多くの酸素を吸うことが出来ると思ってしまいがちですが、実はこの姿勢はかえって呼吸をしづらくし、質の悪い睡眠へと導いてしまいます。
他に肩が凝っていたり四十肩の方は手をあげる事で楽になる為、睡眠中にそうしてしまう場合もあります。
更にはベッドや敷布団が柔らかすぎる場合も体が沈み過ぎるのを防ぐ為、手をあげてバランスを取ろうとしてしまいます。
起きたら片手をあげて寝ている原因
人によっては両手をあげて寝る「ばんざい寝」の方もいれば、片手をあげて寝る方もいます。
片手をあげて寝ていた方はこれまでに解説した原因に付随して、特に片方の肩や首、背中に負担がかかっている場合があります。
- 仕事柄利き手ばかりを使う人
- 同じ姿勢で長時間働いている人
- 骨盤が歪んでいる人
特に上記に当てはまる方は片手をあげて寝ていることがよくあります。
これはどちらか片方の肩や首、背中に負担がかかっている場合が多いことが原因で、寝ている時に少しでも楽になろうと片手をだけ手をあげて寝てしまっている場合があります。

ねぇねぇ、赤ちゃんもバイザイして寝てるイメージだけど大丈夫なのかなぁ・・・?
赤ちゃんのバンザイ寝(手をあげて寝る)理由
赤ちゃんは体がまだ発達していない為、手をあげて布団の外に手を出して体温調節をしています。
体温調節が苦手な赤ちゃんは、よほど室温が寒くない場合は温め過ぎるのもよくありません。
その他、リラックスして寝ている為、自然とバンザイやガニ股になるとも言われていますよ。
手をあげて寝る体への影響
では手をあげたまま寝続けるとどうなるのでしょうか。この姿勢がもたらす体への影響と共にみていきましょう。
1.冷え性の原因になる
手をあげたまま寝ると肩から手にかけての動脈が伸びたままの状態になります。
心臓のポンプから送られた血液が全身に流れる為の通り道である動脈が伸びる状態は血液の循環を悪くし、手足の先まで血液が巡りにくくなってしまう為、冷え性の原因となってしまいます。
血行が悪いと肌のくすみやシミ、乾燥、シワの原因にも繋がってしまい、お肌にとっても良くありません。
また、起きた時に手のしびれや肩がこっていると感じるのもこのためです。
2.四十肩、五十肩になりやすくなる

えーーー、ヤダ。おばちゃんみたいになりたくない!!!
3.むくみの原因となる
血行が悪くなるとリンパの流れも悪くなってしまいます。
リンパの流れが悪くなると老廃物が溜まり、むくみの原因に繋がります。特にむくみは足が太く見えてしまったり、顔が大きく見えたりと女性にとっては嫌なことに繋がります。

リンパの流れが悪くなるってことは、セルライトもできやすくなるってことよね?・・・・踏んだり蹴ったりやん!ダイエットに興味のある方やむくみが気になる女性も改善しなきゃいけませんね。
4.疲れが取れにくい
「まだまだ寝たい」「朝起きてもまだ眠い」「起きた時からもう疲れている」など寝ているにも関わらず、疲れが取れにくいことがおきます。
しっかり寝ているのに疲れが取れない方は、もしかすると寝ている間に手をあげているのかもしれませんよ。
この「手をあげて寝る」の他、パソコンやスマホの見過ぎ、ストレス、アルコールやカフェインの摂り過ぎ、加齢による睡眠誘導物質であるメラトニンの減少、なども影響している可能性は高い場合があります。
手をあげて寝る「バンサイ寝」の治し方
これらのように体への悪影響を及ぼす前に、この手をあげて寝る状況を改善しなければいけません。
前屈みの姿勢を長時間行って巻き肩になってしまった状態を運動によってほぐしたり、生活環境自体の見直し、睡眠時の環境を整えることで、手を上げて寝る原因を減らしていきます。
程度な運動による治し方
以下の様にほぐしたりストレッチで血液の流れを良くして、体への負担を和らげるようにしましょう。
- 肩回りのコリをほぐす
- 首周りのストレッチを行う
- 腕をぐるぐる回す
この様に、特に「肩、首、腕」といった上半身の血行を良くすることで、解消に繋がります。
ストレッチや運動は、今回の「手を上げて寝る」解消法の他、美容やその他健康にも良いことです。
隙間時間でも構いませんので「普段全く運動をしない」状態が無いようにしましょう。
その他、血行、リンパを促すようなタイ古式マッサージやヨガ、ストレッチなどで身体をほぐすのも良いでしょう。
自宅でパソコンやスマホを使って、しかも手頃な料金で利用できるオンラインフィットネスもあります。

ちょっとした隙間時間に行って、体のパフォーマンスを上げるのも良い解消法です。
日常の生活面での治し方(改善方法)
普段シャワーがメインの方や、湯船につかる時間が短めの方は首や肩、肩甲骨回りをマッサージしながら、ゆっくり湯船に浸かることをオススメします。
また、日頃のストレスや肥満の方は今回のバンザイ寝の原因だけにとどまらず、生活習慣病にも繋がるきっかけとなってしまいますので、たまには趣味に時間を費やしたり、美味しいモノを食べる、買い物をするという様なあなたにとってのストレス解消を行うことも大切になってきますね。
睡眠時の環境を整える
手をあげて寝る原因の1つでもある日頃の環境や姿勢に加えて、デスクワークではない方やパソコン・スマホを長時間つかっていない方で、手をあげて寝ている場合は、睡眠時に環境も原因の可能性が高くなります。
睡眠時の環境を整える際、「リラックスできる環境」を目指すことが重要となります。
寝室は適度に暗くする
寝室は適度に暗くしましょう。明るく光の強い寝室は脳や体を覚醒してしまいます。
入眠時に必要な「メラトニン」の分泌を抑制してしまうため、眠りが浅くなる原因、寝ても疲れが取れない原因へと繋がってしまいます。
季節に応じた室温、湿度にする
寝室が暑い、寒い場合も良質な睡眠を妨げ、結果的に「手をあげて寝る」原因へと繋がります。一般的な室温の目安として、夏季は25~26℃、冬季は15~18℃とされています。また、湿度は年間通じて50%程度です。
どうしても寝つきが悪い場合は、このように季節に応じて室温、湿度を調節することでも緩和することができます。
寝具の見直しをする
「手をあげて寝る」「寝つきが悪い」「朝を目覚めても疲れている」など睡眠の質が悪い原因として、「寝具」も挙げられます。
クッション性だけ考慮して選んだ高さが合っていない枕や、敷布団など、普段何気なく使っているものがかえって睡眠の質を悪くしている可能性も少なくありません。
体に合った枕や敷布団、マットレスを選ぶことでも睡眠の質は大きく異なりますので、これを機に見直すことをお勧めします。
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これってつまり日頃の環境や起きている時の姿勢が原因で手をあげて寝る場合と、睡眠時の環境や体勢が原因でバンザイしている場合もあるってことことよね?

そ、そやね。必ずしも起きている時のが原因とはかぎらんってことやね。手をあげて寝ることでの体への影響を理解して改善すること、運動、生活環境、睡眠環境を整えていくことで、睡眠自体の質を高めて、健康、美容の改善に努めるのがポイント。
手を上げて寝るバンザイ寝の改善や睡眠環境を整えたい方にオススメのマットレスや枕
手をあげて寝る「バンザイ寝」を改善するためには、先ほど提案した運動や日々の生活面、睡眠環境の改善をオススメします。
現在ではバンザイ寝の改善の他、腰痛や肩こり、背中痛、長年の睡眠負債に悩まされる方、いびきがうるさい方などにぴったりの寝具が発売されています。
睡眠環境を整えることは、日頃の疲れを取るだけでなく、健康維持や体のパフォーマンス向上にも繋がります。
興味がある方はぜひ一度公式ホームページを覗いてみてください。
最後に
大人の場合の手をあげて寝る「バンザイ寝」は、冷え性、血行不良やむくみの原因など女性にとっても厄介な体の状態にも結びついてしまいます。
朝起きて疲れが取れていなかったり、寝ても寝ても眠い方はいつの間にか手をあげて寝る「バンザイ寝」をしているのかもしれません。
原因はあなたが自覚していない環境から知らぬ間に生まれているのかもしれませんよ。