家庭にある家具の中でも、一度買うとなかなか買い換えないものといえばベッドのマットレス。
「これ何年使っているのだろう」「そろそろ買い替えなきゃなぁと思いながらも何だかんだ使っている」ような方もいることでしょう。
今回はマットレスの寿命や買い替える時期はいつなのか、もし買い替えずそのまま使うことで引き起こしてしまう体への影響について解説していきます。
マットレスの寿命の目安
一般的にマットレスの寿命は5年程度、ホテルなどで使用されている高級なものでも10年です。使おうと思えば何年でも使うことはできますが、長期間使うとマットレスの機能は損なわれます。
目安として1万円×年数として考えてください。(5万円で5年、10万円のもので10年)
近年では安価なマットレスも多数存在しますが、安価だからこそ、こまめに買い換えるべきですよ。
寝にくいと感覚的に感じているにも関わらず、体はその寝にくさに慣れてしまい、マットレスの買い替えを後回しにしてしまいがちです。
そのまま放置することで、体への悪影響をも及ぼしてしまいます。
マットレスを買い替える時期(タイミング)
マットレスを買い替える時期(タイミング)は何を目安にしていけば良いのでしょうか。
平均5年の寿命と言われるマットレスですが、高機能マットレスならともかく、現在では価格や機能も様々なものが販売されています。選択肢が多い分、買い替える目安がわからなくなってしまうものです。
こうなっていたらマットレスを買い替える時期だと思ってください。
- マットレスの中央部のへこみ
- スプリングが当たっている
- マットレスのきしみ
①マットレスの中央部分が他よりへこんでいる
人間の体は立っている状態ではS字の曲線を描いています。良い眠りにはこの立ったままの体の状態であるS字をキープしなければいけません。
良いマットレスほどこの体のS字を保つために、中央部をへこませながら体の形に添って対応しますが、長年使っていると、それ以上に沈んでしまい、体とマットレスに隙間が生じてきます。
中央部分が沈んでいると感じてきたら、マットレスを買い替えるサインです。
②中のスプリングが体に当たっているように感じる
大半のマットレスはスプリングの周りに詰め物を入れていますが、経年変化で詰め物が潰れて薄くなってしまい、中にあるスプリングが体に当たっているように感じてきます。
また、スプリングが入っていない詰め物だけのタイプのマットレスの場合、体にスプリングが当たらないため、このサインがわかりません。
その場合は①で解説したように中央部分のへこみと体へのフィット感で判断するとよいでしょう。
③マットレスがきしんでいるように感じる
ギシギシときしんでいるように感じてきたら、まずはマットレスではなくベッドからチェックしてみましょう。
もしあなたのベッドが組み立て式の場合は、ネジのゆるみによってきしんでいる場合があります。その場合は一度ネジを外し、再度ネジを締め直してみましょう。
また、あなたのベッドがすのこ式の場合は、汗や寝室の湿度によってすのこが収縮していることが原因に挙げられます。少し面倒ではありますが、天気の良い日にベランダやデッキに出して、余分な水分を飛ばすことをお勧めします。
これまでに紹介したような原因に当てはまらない、もしくは、それでもきしむ場合の原因はマットレスです。
マットレスが限界を迎えているサインですので、買い替えを検討しましょう。
④合せて知っておくべきマットレスの買い替えサイン
その他、マットレスをチェックして該当しない場合でも、あなたの体がマットレスの買い替えのサインを出している場合もあります。
朝起きたら体が痛い、怠いと感じるのはマットレスが原因の場合があります。
もし、マットレスを新調したばかりであれば他の原因を追究していち早く解消すべきです。
購入時よりも体重がかなり増えたまたは、シングルに二人で寝ている場合もマットレスを買い替えるタイミングです。
マットレスは単にマットレスの大きさだけでなく、適切な体重によってより機能を発揮します。
購入時よりもかなり体重が増えて太った方やシングルサイズのマットレスに二人で寝ている場合は、マットレスの適正体重を超えてしまいますので、買い替えをお勧めします。
古いマットレスが引き起こす体への影響
マットレスが悲鳴をあげているにも関わらず、それでも古いマットレスを使い続けた場合、体への影響はどうなるのでしょうか。
古いマットレスは先述したように体のS字ラインに沿わなくなってしまうため、自然なS字以上に体が曲がって対応しようとしてしまいます。
不自然に曲がったままでの睡眠は腰痛や体の痛み、寝にくさによる睡眠の質が下がる原因ともなり、体に悪い影響を及ぼしてしまいます。
古いマットレスによって体が不自然に沈むことで、寝返りがうちにくく、体の痛みの原因となるだけでなく、湿気がこもることで体温調節がうまくいかないことにも繋がってしまいます。
また、古いマットレスはカビやほこり、ダニにより、お世辞にも清潔ではありません。
各アレルギーによる皮膚やのどへの悪影響を及ぼしてしまいます。
一部非常に安価なものもありますが、マットレスは決して安い買い物ではありません。
マットレスの買い替えを後回しにする気持ちも充分わかりますが、あなたや大切なご家族がより良い睡眠環境を整え、健康を維持するためにもマットレスの買い替えは正しく行いましょう。
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マットレスの処分方法
マットレスの買い替えを検討したと同時に思う「この古いマットレスの処分はどうしたらよいのか」という問題。
マットレスの処分方法はいくつかありますので、ご自分の都合に合わせてお選びください。
①自治体の粗大ゴミに出す
最も該当する方が多いマットレスの処分方法は地方自治体の粗大ごみに出すことです。
ちなみにここ福岡市自治体のマットレスの処分料金は300円からで、スプリングあり、無し、燃えない素材を使っているかどうかで若干変動しますが、高くても1000円です。
お住まいの自治体により処分の金額は異なりますが、高くても1000円代に収まると思います。(ただしベッドと一体型のものは別です)
②購入店舗による下取り
マットレスを購入する店舗によるお届け時にそのまま下取りしてくれるサービスです。
購入店舗によってサービスの有無は異なりますが、出す手間が省けるため便利です。ただし、先述した自治体の方が安く済ませることができる場合もあります。
③不用品回収
不用品回収サービスを展開する会社による引き取りです。
各会社により引き取り金額はかなり違うため、最寄りの不用品回収会社にお問い合わせください。
昔と違ってリサイクルや処分にもコストがかかるため、ほとんどの会社が有料となっています。
こちらも自治体の粗大ごみに出した方が安くなる場合が多いです。
もったいない・めんどくさいはかえって睡眠環境を悪くしてしまう恐れあり
マットレスの買い替え時期(タイミング)やチェックポイントはご理解できましたか?
もったいない、めんどくさいとつい思ってしまいがちですが、それはかえって睡眠環境を悪くするばかりです。
更には、寝ているのに疲れがとれない、いびきがひどい、寝違える、寝れない、起きるのがしんどいなど様々なことに繋がります。
睡眠は健康にも影響する大切なものです。
快適な睡眠を得て、健康維持や翌日スッキリ起きることができるように適切なタイミングでマットレスの買い替えを検討しましょう。
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